【警察学校組】松田陣平のプロフィールや生い立ち(名探偵コナン)

松田陣平とは

松田陣平
©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996.

回想でしか登場しなかった故人。
コナン世界では屈指のイケメンで、佐藤刑事の想い人かつトラウマだった。
(作中であらゆるキャラが『松田=イケメン』と紹介するレベルの超美形)

初登場の時点で既に死んでいるという特殊なキャラクターだが、その壮絶な生き様は多くの読者の胸を打った。初登場時はもちろん、令和になった今でもキャラクター人気投票で上位に食い込む異例の人気キャラクターでもある。

また、登場回数が少ないわりに数多くのグッズが登場している他、映画『純黒の悪夢』では降谷の親友として原作者青山剛昌先生の原画で登場。長年のファンをとても驚かせた。

おまけに公式スピンオフ漫画『警察学校編(Wild Police Story)』では看板塔の役目も担っており、さらに2022年の映画予告にも登場。
一部ファンの間では「こんなにも愛されているキャラがなぜ死んでいるんだ…!」と死を惜しまれ続けている。




プロフィール

初登場回 漫画:36巻
アニメ:304話
(『揺れる警視庁 1200万人の人質』)
声優 神奈延年
名前の由来 松田優作 (俳優)
ジーパン刑事(太陽にほえろ!)
モデル 柴田純(太陽にほえろ!)
年齢 享年26
(原作軸の3年前に他界)
命日 11月7日
所属 警視庁警備部(4年前まで)
警視庁刑事部(短期滞在)
階級
1人称
呼ばれ方 あんた(佐藤美和子)
松田(同期/萩原千速など)
松田君(佐藤、由美など)
松田さん(高木)
松田刑事(高木、コナン)
陣平ちゃん(萩原研二)
家族構成 父:松田丈太郎
恋人
好きなもの
得意なもの
煙草
機械弄り
工学系
ボクシング
苦手なもの 警察組織
集団行動

性格

上司や一般人を煽りまくる問題児。(佐藤いわく「ヤクザみたい」。)

捜査一課に対して:
萩原死後の松田の行動原理は『萩原との約束を果たすこと(=敵討ち)』。
そのため犯人に繋がる"特殊犯係"への転属を強く希望していたが、「特殊犯係に行かせたら松田が暴走する」と考えた警察上層部はこれを拒否。折衷案として爆弾事件とは無関係の"強行犯係"に配属されたことで不機嫌になっていた。
(強行犯係=目暮・白鳥・佐藤らの部署)

こうした経緯もあって、強行犯係での新任挨拶で「うざってぇ自己紹介」「来たくもねぇ係」などと暴言を吐き、相棒兼教育係である佐藤の指導も無視。多くの刑事から煙たがられていた。

死んだ萩原に対して:
幼馴染で親友の萩原研二が殺されてからも、松田は4年間欠かさず萩原にメールを送り続けた。また、喪服を仕事着にして萩原を弔ったり、萩原との約束を果たすために好きな部署を離れたり、とにかく萩原に執着していた。

こうした行動は、おそらく萩原を忘れないため。松田にとって死者とは『生者の記憶の中でだけ生きていられる』存在である。
松田はたぶん、萩原にずっと生きていてほしかったのだと思う。

萩原以外の友人に対して:
松田は基本的に社交性&協調性がないが、友人(萩原伊達諸伏降谷)に対しては積極的に踏み込んで味方になろうとする。

原作では滅多に笑わない非常にクールな大人の男に見えるが、スピンオフ漫画『警察学校編(Wild Police Story)』では表情豊かでよく笑う、どちらかというと愛嬌のある男だったことが分かる。

要するに、萩原研二が死ぬ前の松田陣平(『警察学校編』/22歳)と、死んでからの松田陣平(原作/26歳)では性格が少し違う。

人間関係

萩原との関係

萩
萩原研二とは幼馴染で親友。

とはいえ警察嫌いの松田が警察官になった理由を萩原が知らない等、一定の距離感はあった模様。(これは諸伏のトラウマを降谷が聞けないのと同じ理由だと思う。萩原の性格的に、松田と仲が良いからこそ自分から話してくれるまで待っていたような感じですね)

ちなみに萩原でも躊躇う松田の壁を強引にぶち壊したのが降谷。(笑)

松田が愛用しているサングラスは萩原の遺品である可能性が微妙にあるが(『警察学校編』上巻インタビューより)、サングラスをつけている理由は単に「カッコつけだから」とのことなので(『名探偵コナンSDB』、)サングラスに関しては別に萩原を弔うための悲しいアイテムではない……のかもしれない。そのへんの解釈は読者に委ねられている。

警察の同期組

警察学校
©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996.

萩原研二伊達航諸伏景光降谷零の4人とは同期で友人。
傍若無人な松田だが、伊達・諸伏とは特に衝突することもなく穏便に打ち解けていた。

降谷との関係(1):
松田は必ずしも警察=正義の存在ではないと知っている。一方、警察学校在籍時の降谷は警察官に強い憧れを持っており、警察=正義の象徴と言わんばかりの眩しい態度だった。

だからこそ『警察が大好きで真面目な降谷』と『警察が大嫌いなヤンキーの松田』は相性がすこぶる悪く、警察学校に入校してしばらくの間は頻繁に殴り合いの喧嘩をしていた。
(※松田の攻撃を受けた降谷が泣くでも怒るでもなく、得意げな顔で応戦している時点で『ただの良い子ちゃん』『綺麗事だけで生きてる男』でないことは明白なのだが(笑)、ともかく松田と降谷は日夜元気に喧嘩をしていた。ある意味では初対面の時点で仲が良い。
一方、萩原・諸伏・伊達は2人の相性・本性を早々に見抜いていたのか「ちょーウケる」「派手にやったなあ」「今度は俺も混ぜろよ!」など、2人の喧嘩を温かく見守っていた)

降谷との関係(2):
一度懐に入れた相手には異様に懐くタイプなのか、和解後の松田と降谷は萩原が嫉妬するレベルで仲良くなる。
ちなみに原作者の青山先生いわく、松田と降谷は親友。




死因

爆殺。
観覧車内に仕掛けられた爆弾を解体中、「次の爆弾の設置場所のヒントを爆発3秒前に表示する」という犯人からのメッセージを読んで解体を中断。抵抗することなく殺害された。
なお、松田が自分の命を無抵抗で差し出したおかげで民間人の命は助かった。しかし松田に救われた命があることをほとんどの民間人は知らない模様。

※松田の推理力、手先の器用さがあれば爆弾を爆発させずに都民を守る道もあったと思われる。……が、彼は萩原と同じ死を笑顔で選んだ。

ちなみに公式いわく
『大切な親友(萩原)を爆弾で殺されたからこそ、他の人を萩原と同じ目に遭わせてはいけない』と考えたそう。あくまで子供向けの『名探偵コナン』で描かれることはないでしょうが、萩原が死んだあとの凄惨な現場・慰留品などを松田は見ているのかもしれませんね。

ということで松田陣平の死は都民を守るための前向きな死でしたが、個人的には自殺寄りの爆死だと思う。
もしも萩原が生きていたら、松田はコナンと同じように爆発寸前でコードを切っていたような気もします。

刑事部での1週間

松田は刑事部に異動後すぐに死んでいるが、『死ぬまでの1週間』と『萩原が死んでからの4年間』は現在あえて隠されている。原作者の青山先生がノリノリで何かを匂わせているので(笑)、今後何らかの形で明かされそう。

アイコン

もしかしたら映画かな?

もしくはアニメかもしれない。

ちなみに刑事部にいた7日間の間で、松田は交通課のパトカーの整備(修理)もしている。

松田と由美の画像
©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996.

そのとき由美とは比較的穏やかに打ち解けていたようなので、誰に対してもガウガウ噛み付いていたわけではない。(笑)

名言

松田と佐藤
©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996.

「いや…忘れるこたぁねえよ… 前に進めるかはあんた次第…」
「あんたが忘れちまったらあんたの親父は… 本当に死んじまうぜ?」

36巻『消せない記憶』

解説:
佐藤の「どーせそんなの(父親の形見)いつまでも持ってないで吹っ切らなきゃ前に進めないって言いたいんでしょ?」という言葉に対して言ったセリフ。
誰にも寄り付かず、たった1人で萩原を弔い続けた松田の素が垣間見えるシーンです。
尚、萩原が生きていた頃は前に進むことしか考えていなかった松田(警察学校編参照)が萩原の死後、しっかり前に進めていたかは怪しい。作中でかなり強調された『消せないメール』は、『死者からのメールを消せた佐藤』と『おそらく萩原のメールを何一つ消せなかった松田』が対比するよう描かれているので、『前に進めていなかったのは佐藤ではなく松田自身』と考えることもできる

「あんたの事 わりと好きだったぜ」

36巻『爆弾犯の狙い』

解説:
死ぬ間際に佐藤に送った言葉。自分が死ぬ瞬間に送った言葉なので「わりと」と言いつつ結構本気で好きだったと思われる。……が、なにせ松田なので真意不明。特に深い意味はなく、本気で「わりと好きだったぜ(嫌いじゃなかったぜ)」と言っているだけの可能性もあるにはある

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ただ名探偵コナンはラブコメなので、『惚れた女の負担にならないよう、あえて軽い言葉で人生最期の愛の告白をした』と受け止めても問題ないと個人的には思う

余談

松田
©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996.

アニメ化する際は青山先生から「とにかくイケメンに描いてくれ」との指示が出た。
また、「黒スーツに黒ネクタイなのは萩原を弔うため」という裏設定を崩さないよう、服装に関してもアニメスタッフに細かく指示。

ちなみに松田を巡る佐藤、高木の恋模様(36巻〜37巻)は青山先生自身も「一番よく作れた話」と語るほどの傑作。


スピンオフ漫画の『警察学校編』で、松田(と彼が4年間想い続けていた萩原研二)がどんな人間か、松田と萩原の間にどんな友情があったかを読んでから本編を読み返すと最後の佐藤刑事の「こんなやつに……!」のセリフが本気で泣けます。




警視庁

Posted by HAGA