【警察学校組】松田陣平のプロフィールや生い立ち(名探偵コナン)

松田陣平とは

松田陣平
©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996.

回想でしか登場しない故人。
コナン世界では屈指のイケメンで、佐藤刑事の想い人かつトラウマだった。

初登場の時点で既に死んでいるという特殊なキャラクターだが、その衝撃的な生き様が読者に響き、キャラクター人気投票では長年に渡り上位に食い込む超異質なキャラクターでもある。

また、あまりにも人気が高いため既に死んでいるにも関わらず数多くのグッズが登場している他、映画『純黒の悪夢』では降谷の友人として原作者の青山先生の原画で登場。長年のファンをとても驚かせた。

おまけに公式スピンオフ漫画『警察学校編(Wild Police Story)』では看板塔の役目も担っており、一部ファンの間では「こんなに公式からもファンからも愛されているキャラがなぜ死んでいるんだ…!」と死を惜しまれ続けている。




プロフィール

初登場回 漫画:36巻
アニメ:304話
(『揺れる警視庁 1200万人の人質』)
声優 神奈延年
名前の由来 松田優作 (俳優)
ジーパン刑事(太陽にほえろ!)
モデル 柴田純(太陽にほえろ!)
年齢 享年26
(原作軸の3年前に他界)
命日 11月7日
所属 警視庁警備部(4年前まで)
警視庁刑事部
階級
1人称
呼ばれ方 松田(同期/萩原千速など)
松田君(佐藤、由美など)
松田さん(高木)
松田刑事(高木、コナン)
陣平ちゃん(萩原研二)
家族構成 父:松田丈太郎
恋人
好きなもの 煙草
機会弄り
ボクシング
萩原研二
佐藤刑事のことも好きでした。(多分)
苦手なもの 警察組織
集団行動

性格

警察官らしからぬ態度で上司や一般人を煽りまくる問題児。(佐藤いわく「ヤクザみたい」。)

日頃の態度から職場内(捜査一課)では煙たがられていたが、4年前に死んだ親友(萩原研二)にメールを送り続けたり、萩原を弔うために喪服で過ごしたり、萩原の敵を討つために部署移動を願い出たり、父親想いだったり……と、実はとても情に厚い男。
サバサバした一匹狼と見せかけて、懐に入れた相手にはとことん依存するタイプの可能性アリ。

社交性&協調性はあまりないが、友人(萩原伊達諸伏降谷)に対しては積極的に踏み込んで味方になろうとする。
また、父親の事件を受けて警察官になったこと、萩原の仇を討つために好きな部署から転属したこと、見ず知らずの他人を守るためだけに平然と死を選んだこと等から、行動原理に自己犠牲が垣間見えがち
おそらく色んな意味で1人で放っておくと危ない男。
(結果的に死に急ぐように1人で死んでしまった)

ちなみに親友の萩原いわく「根が悪」。(笑)

原作では滅多に笑わない非常にクールな大人の男に見えるが、スピンオフ漫画『警察学校編(Wild Police Story)』では表情豊かでよく笑う、どちらかというと愛嬌のある男だったことが分かる。

要するに親友の萩原が死ぬ前の松田(『警察学校編』)と、死んでからの松田(原作)では性格が少し違う。

松田は爆弾犯などを担当する『特殊犯係』への異動を強く希望していたが、「特殊犯係に行かせたら松田が暴走する」と考えた警察上層部はこれを拒否。
それでも転属希望を出し続ける松田に折れる形で『強行犯係』に異動を命じた。(このとき上層部は目暮に「くれぐれも松田をよろしく」と伝えている。また、この人事異動は萩原を失って荒れている松田を精神的に落ち着かせる意味も込められている。)
しかし萩原を殺した犯人は特殊犯係ではなく松田の異動先である強行犯係に強い復讐心を抱いていたため、皮肉にも松田を守るための人事異動が松田の死に繋がった。

特徴

頭の回転が非常に速く、手先が器用。
(同じ爆発物処理班の萩原よりも機会弄りのスピードは速い。)

ただし勤務態度と口が悪い。

人間関係

萩原との関係

萩原研二とは幼馴染で親友。

しかし『警察嫌いの松田が警察官になった理由』を萩原が知らない(気になっているが萩原も深く聞かない)等、一定の距離感はあった模様。ちなみに萩原でも躊躇う松田の壁を強引にぶち壊したのが降谷。(笑)

また、機動隊の爆発物処理班に属していた際萩原とは同じ班員だった。
(アニメでは別の班っぽく描かれましたが、原作では目暮警部が「4年前、萩原君と松田君は同じ班だった」と紹介しています。)

松田が愛用しているサングラスは萩原の遺品である可能性が微妙にあるが(『警察学校編』上巻インタビューより)、サングラスをつけている理由は「カッコつけだから」とのことなので(『名探偵コナンSDB』、サングラスに関しては別に萩原を弔うためのアイテムではない、かもしれない。そのへんの解釈は読者に委ねられている。

警察の同期組

警察学校
©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996.

萩原研二伊達航諸伏景光降谷零の4人とは同期で友人。
伊達・諸伏とは特に衝突することもなく穏便に打ち解けていた。

一方、『生真面目じみた良い子ちゃん』の降谷とは相性がすこぶる悪く、警察学校に入校してしばらくの間は頻繁に殴り合いの喧嘩をしていた。
(松田の攻撃を受けた降谷が泣くでも怒るでもなく得意げな顔で応戦している時点で『ただの良い子ちゃん』でないことは明白なのだが(笑)、松田と降谷は萩原・諸伏・伊達に温かく見守られながら日夜元気に喧嘩をしていた。)

そんな降谷とも『ある出来事』を経て一気に打ち解け、それ以降は萩原が嫉妬するレベルで仲良くなる。(笑)

松田は降谷を相当気に入ったのか、警察学校時代は降谷をめちゃくちゃ可愛がっていた。降谷の悪友というよりもはや兄
(※個人の感想です。)
(※降谷は降谷で松田のことを「子供」と思っているのでどっちもどっち。案外松田と降谷は似たもの同士かもしれない)




死因

爆死。
観覧車内に仕掛けられた爆弾を解体中、「次の爆弾の設置場所のヒントを爆発3秒前に表示する」という犯人からのメッセージに応じた結果爆死した。
なお松田がわずか3秒の間にヒントを解いたおかげで民間人の命は助かった。

※松田の推理力、手先の器用さがあれば爆弾を爆発させずに都民を守る道もあったと思われる。……が、彼は萩原と同じ死を笑顔で選んだ。

確実に都民を守るために死を選んだのでしょうが、個人的には自殺寄りの爆死だと思う。
もしも萩原が生きていたら、松田はコナンと同じようにコードを切っていたような気もします。

刑事部での1週間

松田は刑事部に異動後すぐに死んでいるが、『死ぬまでの1週間』と『萩原が死んでからの4年間』は現在あえて隠されている。原作者の青山さんがノリノリで何かを匂わせているので(笑)、今後何らかの形で明かされそう。

アイコン

もしかしたら映画かな?

ちなみに刑事部にいた7日間の間で、松田は交通課のパトカーの整備(修理)もしている。

松田と由美の画像
©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996.

そのとき由美とは比較的穏やかに打ち解けていたようなので、いくら傍若無人な松田といえど誰にでも率先して噛み付いていたわけではない。(笑)

名言

松田と佐藤
©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996.

「いや…忘れるこたぁねえよ… 前に進めるかはあんた次第…」
「あんたが忘れちまったらあんたの親父は… 本当に死んじまうぜ?」

36巻『消せない記憶』

佐藤の「どーせそんなの(殉職した父親の形見)いつまでも持ってないで吹っ切らなきゃ前に進めないって言いたいんでしょ?」という言葉に対して言ったセリフ。
誰にも寄り付かず、死んだ萩原を4年間弔い続けた松田の素が垣間見えるシーンです。
尚、萩原が生きていた頃は前に進むことしか考えていなかった松田(警察学校編参照)が萩原の死後、しっかり前に進めていたかは不明。作中でかなり強調された『消せないメール』は、『死者からのメールを消せた佐藤(+伊達のメールを消した降谷)』と『おそらく萩原のメールは何一つ消せなかった松田』が対比するよう描かれているので、『前に進めていなかったのは佐藤ではなく松田自身』と考えることもできる。(松田は萩原の死に引きずられて前に進めていなかった/死者への執着が死に繋がった)

「あんたの事 わりと好きだったぜ」

36巻『爆弾犯の狙い』


(死ぬ間際に佐藤に送ったメールの内容。自分が死ぬ瞬間に送った言葉なので「わりと」と言いつつ結構本気で好きだったと思われる。………………が、なにせ松田なので真意不明。特に深い意味はなく、本気で「わりと好きだったぜ(嫌いじゃなかったぜ)」と言っているだけの可能性もある(笑))

余談

松田
©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996.

アニメ化する際は青山先生から「とにかくイケメンに描いてくれ」との指示が出た。
また、「黒スーツに黒ネクタイなのは萩原を弔うため」という裏設定を崩さないよう、服装に関してもアニメスタッフに細かく指示。

ちなみに松田を巡る佐藤、高木の恋模様(36巻〜37巻)は青山先生自身も「一番よく作れた話」と語るほどの傑作。


スピンオフ漫画の『警察学校編』で、松田(と彼が4年間想い続けていた萩原研二)がどんな人間か、松田と萩原の間にどんな友情があったかを読んでから本編を読み返すと最後の佐藤刑事の「こんなやつに……!」のセリフが本気で泣けます。




警視庁

Posted by HAGA