【名探偵コナン】漆黒の追跡者の特徴、制作秘話など
漆黒の追跡者とは
2009年に公開された、コナン映画の13作目。
シリーズ | 13作目 |
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公開年度 | 2009年 |
監督 | 山本泰一郎 |
脚本家 | 古内一成 |
主題歌 | 倉木麻衣 「PUZZLE」 |
キャッチコピー | 「逃げ切れねぇ、か…」 |
オリジナルキャラ |
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特別出演 |
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新登場 | - |
興行収入 | 35億円 |
英語タイトル | Case Closed:The Raven Chaser |
あらすじ
キーワード
夢、アイリッシュ、指紋、ピスコ
今作の特徴
『天国へのカウントダウン』以来、8年ぶりに黒の組織が映画に登場。
不吉と言われる数字"13″と13作目を掛け合わせて、ハードボイルド風な作品になった。
ちなみにタイトルにもなっている「チェイサー」とは「chaser(追跡者)」と「chaser(強い酒を飲むときに挟む水などの軽い飲み物)」のダブルミーニングになっている。
また、初期は綺麗な茶髪だったジンの髪色が銀色になったのも今作から。
今作以降は劇場版、アニメともにジンは銀髪に統一される。
CMへの批判
公開当時にテレビ放送されていたCMが「ついに黒の組織とコナン周辺が正面切ってぶつかり合う」と思わせるような過剰演出をして話題を集めていた。
事実、劇場から足が遠のいていた初期ファン層、黒の組織に関わるストーリー展開だけが気になるライトな層などの多くが「少しでも何か新しい展開があるかも!」と期待に胸を膨らませて映画館に足を運び、「予告詐欺すぎる!」と激怒。
▼コナン映画は「映画の方が原作よりも先に物語が進む」ことが往々にしてあり、「もしかしたら組織との対決も原作より映画が先かも」と思わせるだけの力があった。(たとえば怪盗キッドが工藤新一の正体を知っている設定は『世紀末の魔術師』で初めて公表された事実。)
「名探偵コナンのストーリーに全く関与しない」と分かった上で映画を観ると面白いのだが、「この映画で今後のストーリーが大きく変わるかも」と期待を煽る過剰なCMだっただけに「映画スタッフに裏切られた」と落胆するファンも多く見られた。
なお、公開から数年が経ち「今作は原作ストーリーとは無関係」だと必然的に分かっている視聴者からの評価はそこそこ高い。