【名探偵コナン】から紅の恋歌の特徴、制作秘話など
から紅の恋歌とは
2017年に公開された、コナン映画の21作目。
過去作『迷宮の十字路』のセルフオマージュ作品でもある。
シリーズ | 21作目 |
---|---|
公開年度 | 2017年 |
監督 | 静野孔文 |
脚本家 | 大倉崇裕 |
主題歌 | 倉木麻衣 「渡月橋 〜君想ふ〜」 |
キャッチコピー | 「待っとれ 死んでも守ったる――」 |
オリジナルキャラ |
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ゲスト声優 |
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新登場 |
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興行収入 | 68億円 |
英語タイトル | Case Closed:The Crimson Love Letter |
あらすじ
百人一首の団体『皐月会』の会長である阿知波研介と対談するため、大阪の日売テレビを訪れた小五郎・コナンたち。服部平次や遠山和葉と合流し、控え室に向かう道中で百人一首の高校生チャンピオン・大岡紅葉と遭遇。紅葉は平次を「ウチの未来の旦那さん」と呼び、和葉と紅葉は恋敵になったが――
キーワード
百人一首、爆弾、恋の歌、京都
制作秘話
10作目の『探偵たちの鎮魂歌』と同じく、初期ファンを呼び戻すために作られた『迷宮の十字路』のセルフオマージュ作品。
初心に帰る意味も込めて、今作は「ラブコメを中心にしよう」とあらかじめ決められていた。
しかし前作『純黒の悪夢』の興行収入がかなり良かったこと、「最近の観客はラブコメよりアクションを求めている」「安室や赤井など女性に人気のキャラクターを活躍させないと集客できない」という考えがあった製作スタッフは今作の観客動員数を不安視していた。
ところが蓋を開けてみればかなりの観客が劇場を訪れ、作品の評価も高かった。制作スタッフは「嬉しい誤算」と胸を撫で下ろすと同時に、「古くからのファンが固定客として根付いているのが要因として大きい」と判断。
今後のコナン映画の作風に大きな投石を与える一作となった。
▼ちなみにラストシーンの「その手ェ離したら…殺すで」というセリフは『人魚島事件』の「動いたら殺すぞ」のオマージュ。
服部の声優・堀川りょうは「このシーンは服部の愛の告白。特に感情を込めて演じた」と語っている。

©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996.
服部の声優・堀川りょうは「このシーンは服部の愛の告白。特に感情を込めて演じた」と語っている。

©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996.