【名探偵コナン】紺青の拳の特徴、制作秘話など
紺青の拳とは
2019年に公開された、コナン映画の23作目。
コナン映画では初めての女性が監督を務めた。
シリーズ | 23作目 |
---|---|
公開年度 | 2019年 |
監督 | 永岡智佳 |
脚本家 | 大倉崇裕 |
主題歌 | 登坂広臣 「BLUE SAPPHIRE」 |
キャッチコピー | 「Never let you go… “もう決して、あなたを離しません──"」 |
オリジナルキャラ |
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ゲスト声優 |
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新登場 | - |
興行収入 | - |
英語タイトル | Case Closed:The Fist of Blue Sapphire |
あらすじ
ある日、シンガポールのショッピングモールで女性秘書が殺害された。
殺害現場と思われる場所には血まみれのキッドカードがあり、怪盗キッドが犯人に仕立て上げられていた。
そんなことを知らないコナンはある晩、蘭の姿をしたキッドに誘拐されてしまう。行き着いた先は、シンガポール――――!
キーワード
紺青の拳、シンガポール、空手大会、京極真、鈴木園子、都市開発
制作秘話
監督の永岡氏は原作を全巻読破しているコナンファン。
2013年から2017年まで静野監督のもとでコナン映画の演出を担当していた。
「静野監督の良いところも悪いところも見てきた」と言う永岡氏は、コナンの醍醐味であるラブコメを前面に出しつつ、アクションと推理をふんだんに詰め込んだ。
脚本家はミステリ作家の大倉崇裕氏。
2年前の映画『から紅の恋歌』の脚本も務めている。
特徴
青山先生が連載初期から言い続けている「コナンはラブコメ推理漫画」という考えに基づき、新一(コナン)と蘭、園子と京極の恋愛に焦点を当てた作品。
また、ラブコメ以外にもミステリー、アクションにも相当な力が入っているが、むしろ力を入れすぎて逆に尺が足りなかったようにも思う。
▼たとえば蘭が新一の正体を見抜く過程でプール内で手を繋ぐシーン(レオンの発言が伏線になっている)があるが、こうした伏線を散りばめているにも関わらず映画内で全く回収できていない。(観客の想像力に任されている。)
そのため一部の観客から「いくら恋人になったとはいえ、水着姿の蘭が自分から新一に迫るのはおかしい!」「キャラクターの言動が原作と違う!」などの手厳しい批判が出てしまった。
そのため一部の観客から「いくら恋人になったとはいえ、水着姿の蘭が自分から新一に迫るのはおかしい!」「キャラクターの言動が原作と違う!」などの手厳しい批判が出てしまった。
怪盗キッドの暗示
今回、キッドが狙う宝石『紺青の拳』は世界最大級のブルーサファイア。
映画の中では一切触れられないものの、実は怪盗キッドの元ネタ『まじっく快斗』のヒロイン中森青子の名前の由来がブルーサファイア。
また、キッドの父親も犯人と同じく何者かによって暗殺されている背景があり、今作は青山作品ファンへの密かなファンサービスも随所に散りばめられている。