スコッチの基本情報まとめ
スコッチとは

©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996.
回想でしか登場しない故人。
公安の諸伏景光が黒の組織に潜入していた際の姿。
基本的なプロフィール
初登場回 |
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声優 | 緑川光 |
名前の由来 |
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年齢 | 享年25〜27歳 |
1人称 |
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呼ばれ方 |
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得意なもの |
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苦手なもの |
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特徴
スナイパーとして組織に潜入。
同じくスナイパーであるライ、探り屋のバーボンと行動を共にしていた。
死因
拳銃自殺。
組織に公安のスパイだとバレたため、自分を追ってきたライ(赤井秀一)に投げ飛ばされるフリをして彼の懐から拳銃を盗み、心臓を撃ち抜いて自殺した。
- 武器を持っていない
スコッチは自殺するための武器すら持ち合わせておらず丸腰だった。
おまけに降谷や兄:諸伏高明の情報が詰まったスマホをどこかに隠したり破壊する暇さえなかったこと、「逃げ場はあの世しかないようだ」と死ぬ前に降谷に電話で伝えていることから、逃走するための移動手段も何もなく、かなり切羽詰まった状態だったことが伺える。 - 降谷の到着が遅い
スコッチの死期を察した降谷よりも、どこからか情報を仕入れた赤井の方が早く現場に辿り着いている。
まして赤井は遅れてやってきたバーボン(降谷)に対して「聞いてないのか? こいつは公安の犬だぞ」と言っている。
つまり「スコッチのスパイ発覚から自殺に至るまで」はとても短い時間だったことが推察される。 - 降谷が気づけなかった
降谷はスコッチの上司にあたる警察庁の人間であり、バーボンは組織の情報屋。
「公安のスパイがいるかも」と組織が疑い始めた段階で降谷の耳に何らかの情報が入るはずだが、それが一切なかった。
つまり組織は「公安のスパイがいる」とあたりをつけてスコッチを睨んでいたのではなく、スコッチが公安だとバレたのは突然の出来事だったと考えられる。
(※一発でスパイだとバレるようなミスをスコッチがしたのか警視庁公安部がしたのか、そのあたりも不明。)
人間関係
降谷零

© 小学館・青山剛昌
バーボンとして潜入していた降谷零とは幼馴染で親友。
組織に潜入中も共に行動する仲で、2人の間には絶対的な信頼があった。
なお、スコッチが引き金を引く最終的な原因は「降谷の足音を敵のものと判断したから」である。
このことに気が付いていない降谷は現場にいた「ライ(赤井秀一)がスコッチを殺した」と推理。のちにライがFBIの潜入捜査官だとが判明したこともあり、赤井のことを本気で殺したいほど憎むようになっていく。
降谷の推理
- 赤井の嘘
現場にいたライは「俺が殺した」と降谷に説明。スコッチの死はライの功績になった。
しかしスコッチの遺体を見た降谷は彼が自殺したことを一瞬で見抜き、ライの嘘も同時に見破る。 - 使われたのは赤井の拳銃
武器を持っていないスコッチが何故か拳銃自殺をした。
おまけに遺体のそばに拳銃はなく、「俺が殺した」という発言の直後に自分の懐に拳銃をしまう赤井を目撃している。
⇒これらのことから「赤井はスコッチに自分の拳銃を渡し、自殺に追い込んだあと彼の死を自分の手柄として組織に報告した」と推理。
ライの正体がFBI捜査官だと分かってからは「どうしてスコッチを助けてくれなかったのか」という感情も加わり、赤井をより一層憎むようになる。
赤井の行動
- 降谷の正体を知らなかった
本来、組織の人間はスコッチをすぐに殺さず情報を引き抜いてから殺さなければならない。
自分の拳銃をスコッチに奪われ、あまつさえ何の情報も引き出せずに自殺されたことは組織に属するライにとって致命的なミスである。
このことを組織の人間に悟られるわけにいかず、降谷ことバーボンには「うっかりスマホごと撃ち抜いちまった」と報告。
「あくまで殺してから情報を取るつもりだった」「胸ポケットにスマホが入っていたのは誤算だった」と遠回しに告げることで潜入捜査を続行した。 - 降谷とスコッチの関係を知らない
降谷の素性が分かってからも「同じ職場の仲間を助けられなくて悪かった」「俺もスコッチは助けたかった」とは思っているものの、まさか彼らが幼少期からの幼馴染で親友だったとは思ってもおらず「同じ敵を相手にする仲間なのだから俺に噛み付くのはいい加減にやめてほしい」などと考えている模様。
赤井秀一

©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996.
スナイパーのライ(赤井秀一)とは同じ狙撃チームを組んでいた。
公安警察のスパイだと組織にバレた際、後から追ってきたライの拳銃を奪い、自分の心臓に銃口を押し当てたところで「俺はFBI。お前を助けられる」と手を差し伸べられた。
戸惑うスコッチだったが、遠くから何者かの足音が聞こえた瞬間とっさに引き金を引いて自殺。
赤井はスコッチが頭ではなく心臓を撃ち抜いたことから「スマホを壊すことで仲間や家族を守りたかった」のだと察し、その意図を汲んで「スコッチの情報は何も得られなかった」「これ以上は調べようがない」と組織に報告。スコッチへの追求をやめさせた。
なお丸腰だったスコッチに拳銃を奪われたこと、彼を自殺させてしまったことを今でも悔やんでいる。
そのため「彼のことは今でも悪かったと思っている」と降谷に電話で謝罪したが、かなり雑な謝り方だったので降谷の逆鱗に触れた。(当然である。)